「人生の中で最も高い買い物は家」
と言われるように、住宅購入には綿密な計画と大きな覚悟が必要です。
しかしどれだけ備えても不安はつきもの。
かく言う私も、2年前の2019年に家を買った時にはさまざまな不安に襲われました。
今回は、わたしが住宅購入時に不安だったことをランキング形式で紹介し、2年たった今、その不安がどうなったのかについて話していこうと思います。
住宅購入を検討されている方に参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
わたしのプロフィール
- 住宅購入時20代後半。
- 元広告代理店勤務。
- 結婚を機に退職。
- その後すぐ夫の地元へ引っ越し
かんたんですが私が住宅を購入した時期のプロフィールです。
まあ、そんなに珍しくもない感じだと思います(笑)
住宅購入の経緯
実は結婚後、夫の地元へ引っ越すことが決まっていたんです。
猫を飼うのが夢だったため「ペット可」の物件を中心に探していたのですが、希望の間取りだと思いのほか家賃が高く、尻込みしてしまいます。
そこで「どうせ高いお金を出すなら家買っちゃえばよくない?」ということで家探しを始めました。
今考えると極論だったなあと思うのですが、賃貸よりも広くて新しい家に住めるということで決断したんです。
不動産情報誌をパラパラ見ていると、地域の実力派工務店がモデルルームだった物件を売りに出していました。
ビビッと来た私たちは早速内覧。
立地・間取り・価格…全てにおいて理想の家だったので、他物件の内覧もそこそこに売買契約を交わしました。
家探しをスタートしてからおよそ3カ月目のことでした。
住宅購入時に私が不安だったことランキング
こうして売買契約を交わしたわけですが、後になればなるほど自分たちの選択に対する漠然とした不安に襲われるようになりました。
その不安だったことをランキング形式で紹介してみます。
これから住宅購入を考えているあなたの参考にされば幸いです!
4位 住宅ローンの金利への不安
やはり金銭面の不安は大きかったです。
住宅ローンの金利には大きく2種類あります。
世の中の経済情勢などによって金利が変わる「変動金利」と、常に一定の利率が適用される「固定金利」です。
私たちは前者を選びましたが、きちんと払い続けられるのか不安でした。
というのは政策が変わってしまうと、住宅ローン金利も変化してしまうからです。
今、ロシアの人たちって相当大変らしいですね。
だって金利が一夜で何倍にもなってしまったんですもの。
3位 「他にもっと良い家があったのでは…」という不安
3~4件しか内覧していないので、こう思うのは当然です。
内覧数が少ない理由は、物件の絶対条件に「長期優良住宅認定済み」を掲げていたからでした。
メモ
長期優良住宅とは?
長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅。国の基準を満たしたものだけが行政に認められる。住宅ローン減税などの優遇措置あり。
当時は認定済みの建売住宅が少なかったのです。少ない選択肢の中から選んだので、不安は募りました。
購入を決めた後に「あ〜こっちにすればよかった」とならないか、このような不安もありました。
2位 欠陥住宅のリスクへの不安
我が家の引渡し前は施主検査が実施されました。
壊れている箇所や欠陥が見つかった場合、指摘すれば直してくれます。
その時、外壁の基礎部分にひび割れを発見しました。
「え!?もしかして欠陥住宅?」
と驚いた記憶があります。
もちろん、修繕はしてくれましたが、「もし基礎やそのほかの部分に欠陥があったら…」と思うと非常に不安でした。
素人には住み始める前にすべてをチェックするなんて無理ですもんね。
1位 隣人トラブルの有無に対する不安
入居前に1番不安だったのが「隣人トラブル」です。
こればかりは住んでみないとわからない…という事実が不安に拍車をかけました。
1番気がかりだったのがお隣の家です。
売買契約後、お隣の駐車場に見慣れない形をしたワイン色のセダンが停まっていました。
どうやらカスタムもしてあるようです。
私はそこまで車に詳しくないので、「もしヤン車だったらどうしよう…?」と不安になってしまいました。
同時に、もっとよく確認してから契約すればよかったと思いました。
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住んで2年たった今、その不安はどうなったか
あれから2年。その不安は一体どうなったのでしょうか。
ひとつずつ振り返ろうと思います。
4位 住宅ローンの金利への不安
今のところ変動金利のままでなんとかなっています。
金利の大幅な変更もありません。
もし今後リーマンショックと同レベルの金融危機が起こったとしても、固定金利とそんなに変わらない利率で支払えることが計算で分かっています。
絶対に住宅購入前には綿密な計算をしておきましょう。
とはいえ、コロナ感染症の影響で先の情勢が見えなくなりつつある今、不安要素は依然残ったままです。
こればっかりは予想はできませんでした。
3位 「他にもっと良い家があったのでは…」という不安
いまだに近隣の不動産情報を見ては「今はこんな家もあっていいな…」と思ってしまいます。
テレビCMや新聞折込なんて見るとつい…。
しかし家や土地は一期一会。思い出も含め、なんだかんだで今の家が1番気に入っています。
とはいえ、注文住宅だったらどうなってたのかな…?なんて思うこともしばしば。
注文住宅って憧れなんですよね、やっぱり。
建売やマンション購入を考えていたとしても、一度くらい注文住宅の夢をみてもいいかもしれないですね。
どうせ見積もりだけだったら無料ですし。
2位 欠陥住宅のリスクへの不安
今、その不安は特にありません。
住んでいて不満はないですし、長期優良住宅認定を受けていることは心理的に大きな安心感をもたらしてくれます。
やはり、第三者による評価認定を行うことは大切だと思いました。
また、アフターケアに力を入れている工務店なので、定期的に家の検査をしてもらっています。
プロに見てもらえるので安心です。
1位 隣人トラブルの有無
ありがたいことに、こちらも特にありません。
引っ越しの挨拶も無事に完遂し、町内会にも加入済みです。
お隣の車はどうやらたまに帰省してくる大学生の息子さんのものらしく、結果的に騒音などに悩まされることはありませんでした。
偏見を持つのは良くないなあ、と思いつつも、こればっかりは運が良かったに尽きます。
これから家を購入する方は、近隣住民の人柄や生活スタイルを事前によく確認してくださいね。
ちなみに私は購入確定前に周辺の調査を依頼していました。
やっと見つけた理想の場所に安心して住みたいなら是非とも事前に近隣調査しておいて欲しいです。
近所にやばい人が住んでいたら毎日怖いですもんね…。
ちなみに私が利用した近隣調査サービスはこちらです。
選択肢の“正解”は存在しない
以上が私の住宅購入時に不安だったことランキングとその後の話でした。
意外なことに、ランキング上位の不安はほとんど解消済みで、下位のものほど依然不安が残る結果となっています。
何があるかわからないものですね。
また、気候変動による災害や、周辺のインフラ整備の不足など、想定していなかった新たな不安も生まれつつあります。
マイホームブルーになってしまう気持ちはよくわかります。
しかし、未来のことはわからない以上、選択肢の“正解”は存在しません。
あらかじめ潰せる不安は潰し、それ以外の予測不可能な部分はある程度「しょうがない」といった気持ちを持つことが大切だと今では思います。
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