みなさんは夫のトイレの長さにイライラした経験はありますか?
ふつう男性のほうがトイレにかかる時間は短いはずなのに、待てど暮らせどいつまでたっても出てこない。
「一体何をしているの!?」
と爆発したくなる気持ちを抑えている方も多いはず。
今回は、家のトイレに長居する夫へのイライラへの根本的な対処法について考えていきます。
現在進行形で悩んでいる方だけでなく、これから結婚する方や家を建てる方にも参考になる記事ですので、ぜひ目を通してみてください。
離婚の原因に?旦那のトイレ長すぎ問題
朝のバタバタした時間。
1秒のロスタイムすら惜しいのに、今日も夫がトイレを占領している……なんて場面に出くわしたら、どうしてもイライラしてしまいますよね。
「そんなの、言われたらすぐに出るよ」
と夫は言うかもしれませんが、こっちはその手間と時間すら惜しいのです。
ただでさえ女性は化粧やヘアセットで時間がかかるのに、
- トイレぐらいスムーズに行かせてよ!
- 朝の殺伐とした時間にいちいち声を掛けることすら煩わしいわ!
と思ってしまうのが人間。
仕方のないことです。
もちろん、たまたまトイレのタイミングが重なってしまうことはあります。
しかしこれが頻繁に続くとなると話は別ですよね。
こうした日常に潜むイライラは、放置をすると離婚の原因になる可能性があります。
では、どう対処していけばよいのでしょうか。
【唯一の解決法?】トイレをもう1つ増やす
時間のロスタイムという実害が発生してしまう以上、イライラしてしまう感情をコントロールすることは非常に困難です。
また、夫がトイレにこもる理由もさまざまですので、一概に「長居禁止!」と言っても確執が生まれます。
それにトイレといえど、家の中の落ち着ける空間を奪ってしまうのは相手にとってもストレスです。
そうすると、問題があるのは「家の間取り」のほうだと考えるのが妥当でしょう。
トラブルが生まれてしまうのは、あなたの家族の生活スタイルに間取りが合っていない証拠。
つまりトイレの数が足りていないのです。
少し暴論のように聞こえるかもしれませんが、似たような話はよくあります。
例えば夫の両親と同居している家族。
老齢の両親とお風呂のタイミングや給湯温度の好みが合わず、お互いが無意識のうちにイライラしてしまい、気が付くと険悪な関係に。
そこで思い切ってお風呂を増設したところ、気兼ねなく入浴ができるようになって日常のプチストレスが軽減しました。
結果的に関係も改善。
増設費は確かにかかりましたが、お金では買えない家族の平穏を取り戻せたというところに代えがたい価値があります。
トイレ増設のメリット/デメリット
とはいえ、いきなりトイレを増やすだなんて少し非現実的かもしれません。
そこで、一度冷静にトイレ増設のメリットとデメリットを見ていきましょう。
①トイレ増設のメリットとは?
(1)待ち時間が無くなる
トイレの空きを気にしなくていい。
たったそれだけのことですが、想像以上にストレスフリーになります。
筆者もトイレが2つある家に引っ越して初めてその恩恵を実感しました。
(2)長居する人は2階のトイレを使う、など使い分けのルールを決められる
これなら言われた側も納得してくれるはず。
こちらとしても「トイレまだ?」といちいち聞かなくていいので助かります。
また思春期の娘さんがいる家庭では、1階を女性用、2階を男性用と分けているところもあるそうです。
(3)感染病にかかった家族とトイレを分けることができる
ウイルスの種類にもよりますが、感染症にかかった際はできるだけトイレの共用は避けたいところです。
トイレが2つあれば使い分けることで感染リスクが下がり、一家全滅を避けることができます。
また、仮に家族の誰かが感染した場合でも、家庭内隔離が可能になりますよね。
(4)来客時に気兼ねなくトイレが使える
他の家族の来客がいる際のトイレは何かと気を使います。
そんな時もトイレが2つあれば安心です。
自分と来客者、お互いが気にすることなく用を足せます。
②トイレ増設のデメリット
(1)増設費用がかかる
詳しくは次の項目で説明します。
(2)掃除・メンテナンスの手間が増える
掃除をする場所が2カ所に増えるのでそこに大変さを感じる人もいます。
ただし使用頻度が分散する分、汚れの度合いは以前より軽減するはずです。
(3)間取りによっては音が気になる
寝室の近くにトイレを増設すると水流音が気になる場合があります。
トイレ増設工事の気になる費用
トイレ増設工事費用を左右する要素は2つあります。
トイレのグレードと、既存の給排水管との距離です。
温水洗浄便座付きのトイレは、シンプルなものであれば5万円代からあります。
一方、タンクレスで高機能のものだと20万円は必要です。
また、既存の1階トイレの真上に2階トイレを増設できれば給排水管の距離が短く済むので、その分コストカットできます。
配管が複雑になればなるほど工事費もかさむようです。
そのほか壁や換気扇などを新しく作る必要があるため、最低でもトータル50万円はみといたほうが良いでしょう。
間取りによっては80万円以上かかる場合もあります。
まとめ:良い夫婦関係は良い間取りから
トイレを後から増設する工事はやはり手間がかかるため、その分費用はかさんでしまいます。
しかし、家族が毎日使う設備です。
トイレの耐用年数は15年ほどあると言われています。
工事費が50万円だとして、月に2700円ほどの出費です。朝のストレス、イライラがこの価格で解消されるのであれば、決して高い買い物ではないと思います。
どれだけ仲の良い夫婦でも相性の悪い家に住めば、ストレスがたまって関係悪化は避けられません。
「こんなにイライラしてしまう私が悪いのかな」と思う前に、その原因が家の構造にないか一度冷静に考えてみては。
旦那に「離婚」をちらつかせてもう一つトイレを作らせる、という手もアリかもしれませんね。